琴と紬の工房 〜結〜
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略歴

吉澤武
1943年 東京都杉並区高円寺に生まれる
1958年 父、吉澤栄について琴作りを始める
1968年 長野県小諸市の、楽器店に琴作りを教えるために勤務
1974年 小県郡東部町(現在の東御市)にて独立
  宗廣佳子
1950年 岐阜県郡上郡八幡町に生まれる
1972年 京都工芸繊維大学卒業。長野県松本市で紬織を学ぶ
1973年 父、宗廣力三の郡上工芸研究所にて紬織を学ぶ
1977年 小諸市にて独立
1980年 小県郡東部町(現在の東御市)に移る

<私の一言>
こうして眺めると、武はナント47年、佳子は33年、同じ仕事を続けてきたことになります。よくあきずに というべきか、他に能力がなかったのね というべきか・・・

 それぞれ自分の仕事場で 一人で取り組んでおりますが、工程のありように意外な共通点があります。

 紬織りの場合、まず糸を染め、糊をつけて干し、ワクに巻き取って整経をし、経巻きをして機にかけます。ここまで来ると、気分は八割がた終了。

 後は、緯糸を入れていくだけ・・・といっても、時間はかかりますし、ミスは許されないのですが。

 琴作りも、甲作りといわれる工程が最初にあります。原木を削り、内側をくりぬいて、綾杉などの細工をし、表の甲と裏板を張り合わせ、甲焼きをします。ここまでで、音色が決まるといっても過言ではありません。

 その後、包みといわれる作業で、琴の各部分を仕上げていきます。

 どちらも、基本の部分をきちんとしないと後で取り返すことができません。織っているところ、包みの工程は、目に付きやすいところですが、その前が、実は大切といつも肝に銘じています。

 もっともこれは、どんなもの作りにも共通することかもしれません。

2005年9月7日 佳子記

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